

イギリスの語学学校のコース一覧を見ていると、「Cambridge Exam Preparation」「B2 First」「C1 Advanced」といった表記を目にすることがあります。これらは総称して「ケンブリッジ英検(Cambridge English Qualifications)」と呼ばれる、イギリス発祥の国際的な英語資格試験です。今回はこの試験について、簡潔にご紹介します。
目次
ケンブリッジ英検とは
ケンブリッジ英検は、ケンブリッジ大学の試験機関(Cambridge Assessment English)が実施する英語資格試験シリーズです。最も古いレベルは1913年に開始されており、100年以上の歴史を持つ、世界で最も伝統のある英語資格のひとつです。
一般の大人向けには、以下の5つのレベルが用意されています。
| レベル | 略称 | 対応CEFR |
|---|---|---|
| A2 Key | KET | A2(初級) |
| B1 Preliminary | PET | B1(中級) |
| B2 First | FCE | B2(準上級) |
| C1 Advanced | CAE | C1(上級) |
| C2 Proficiency | CPE | C2(最上級・ネイティブ相当) |
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に対応しているため、自分の今の実力や目標レベルに合わせて、無理なく挑戦する級を選べるのが特徴です。
IELTSとの大きな違い
イギリス留学でよく比較されるのがIELTSですが、両者には明確な違いがあります。
- 試験の位置づけ:IELTSは1つの試験でスコア(0.0〜9.0)が出る「スコア型」の試験です。一方ケンブリッジ英検は、あらかじめ受けるレベル(例:B2 First)を選んで受験する「レベル型」の試験で、合格するとそのレベルの資格証明書がもらえます。
- 有効期限:IELTSのスコアは一般的に2年間で有効期限が切れるとされていますが、ケンブリッジ英検の資格には有効期限がありません。一度取得すれば、生涯にわたって英語力の証明として使えます。
- 4技能の測り方:どちらもリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を評価する点は共通しています。
どんな場面で使われるのか
- 大学・大学院への出願:特にB2 First(FCE)やC1 Advanced(CAE)は、世界中の多くの大学で英語力証明として認められています。
- 就労・専門資格登録:C1 Advancedは、医療従事者の登録など一部の専門職の要件として使われることもあります。
- 英語力の「ものさし」として:目標のレベルに応じて段階的に挑戦できるため、長期的に英語力を伸ばしていきたい方の学習指標としても人気です。
まとめ
- ケンブリッジ英検は、A2 KeyからC2 Proficiencyまで5段階のレベルに分かれた、100年以上の歴史を持つ英語資格試験
- IELTSと違い、合格すると有効期限のない資格証明書がもらえる「レベル型」の試験
- 大学出願や一部の専門職の要件として、世界中で幅広く認められている
「IELTSとケンブリッジ英検、どちらを目指せばいいか分からない」という方は、留学の目的(大学出願なのか、英語力の証明としてなのか等)に応じて最適な選択肢が変わってきます。学校選び・試験対策コースの選び方については、弊社カウンセラーまでお気軽にご相談ください。






