
「イギリスって治安が悪いって聞いたけど、大丈夫なの?」
留学を考えるとき、治安への不安は誰もが持つ正直な疑問です。このページでは、データに基づいてイギリスの治安を正直にお伝えしながら、「こうすれば安心して生活できる」という具体的な行動指針まで解説します。怖がらせたいわけでも、安心させたいだけでもない。「正確な情報をもとに、自分で判断できるようになってほしい。」そんな思いでまとめました。
目次
まず大前提として:日本は世界屈指の安全な国
イギリスの話をする前に、まず知っておいてほしいことがあります。
日本は、世界で最も安全な国のひとつです。
世界163ヵ国を対象とした「Global Peace Index(グローバル・ピース・インデックス)2025」によると、日本は世界12位にランクインしており、「Very High(非常に高い平和度)」カテゴリーに分類されています。
| 国 | 順位 |
|---|---|
| 日本 | 12位 |
| カナダ | 15位 |
| オーストラリア | 18位 |
| イギリス | 30位 |
| アメリカ | 115位 ※ |
※出典:Global Peace Index 2025(Institute for Economics & Peace)
このデータが示すのは、「日本より安全な国はほとんどない」という事実です。日本で育った私たちが「普通」だと感じている安全水準は、世界の中では非常に高い部類に入ります。
これを理解したうえで、イギリスを見てみましょう。
イギリスの治安をデータで見ると
世界30位は「特段危険な国」ではない
Global Peace Index 2025において、イギリスのスコアは1.63で、世界163ヵ国中30位にランクインしています。これは「High(高い平和度)」カテゴリーに相当し、世界基準で見ればイギリスは十分に安全な国のひとつです。
カナダ(15位)やオーストラリア(18位)より順位は低いものの、アメリカ(115位)とは大きな差があります。「英語圏の留学先として人気の国」の中でも、イギリスは中位より上の安全水準にあります。
犯罪の傾向:凶悪犯罪は少なく、軽犯罪が中心
イギリスの犯罪指数は「Moderate(中程度)」に位置づけられており、凶悪犯罪こそ少ないものの、スリや強盗などの被害に遭うリスクはゼロではありません。(特に路上でのスマホ瞬間かっさらいは多発しています)
2025年時点でのロンドンの犯罪指数は約55前後で、ニューヨークやパリといった他の欧米の大都市と同程度とされており、これは決して「危険な都市」を意味する数値ではなく、大都市ならではの注意点があることを示しています。
正直にお伝えすると:日本と比較すると、イギリスの犯罪発生率は高い水準にあります。日本とイギリスの治安を比べると日本の方が全体的に安全性が高く、落とし物が返ってくる確率や公共交通機関の安全性、軽犯罪の発生率などの面で優れています。「日本と同じ感覚で行動する」のは危険です。でも、適切な行動をとれば安全に生活できる国でもあります。
イギリスで起きやすい犯罪と、その対策
留学生がイギリスで遭遇しやすい犯罪は、凶悪なものよりも日常的な軽犯罪が中心です。それぞれの特徴と対策を知っておきましょう。
① スリ・置き引き(最も多い)
イギリス、とくにロンドンやマンチェスターの繁華街では、地下鉄や観光地の混雑を狙って不自然に距離を詰めてくる人物がいます。日本の感覚で「少しくらいなら大丈夫」と油断すると、気づかないうちに財布やスマホを抜き取られてしまいます。
写真撮影中に道路に置いていたパスポート入りの鞄を盗まれたり、食事中に椅子に鞄をかけていたところで鞄を盗まれたり、上着を脱ぐ間の少しの間椅子に置いた鞄を盗まれたりと、いずれも少しの隙をつかれ窃盗に遭うケースがあります。
対策
- カバンは体の前側に抱える
- カバンのチャックにカラビナをつけてスリに対する心理防壁を作る
- パスポートは宿泊先の金庫や部屋に置いておく(不要な持ち歩きをしない)
- スマホは使用後すぐしまう
② 詐欺・スキャム
偽の警察官を名乗って「パスポートを確認させてください」と近づいてくるケース、ATMでの盗撮・スキミング、オンラインでの詐欺なども報告されています。
対策
- 本物の警察官でも、路上でパスポート原本を見せる必要はない(警察署に行くよう求めてよい)
- ATMを使う機会があれば、銀行内または屋内のものを使う
- オンラインで知らない人からのリンクや取引には応じない
③ ナイフ犯罪・暴行(深夜の繁華街)
イギリス、特にロンドンでは若者によるナイフ犯罪がメディアで取り上げられることがあります。ただし、これは深夜の特定エリア・特定コミュニティの問題であることがほとんどです。(札幌で言うと「すすきの」の怪しげなエリアなどですね)
対策
- 深夜に人通りの少ない路地を一人で歩かない
- お酒を飲みすぎて判断力が鈍った状態での外出を避ける
- 見知らぬ人のトラブルに首を突っ込まない
安全に過ごすための「7つの行動習慣」
これだけ守れば、イギリスでの日常生活は十分に安全に送れます。特別なことは何もありません。「日本での無防備な習慣を、海外仕様に切り替える」だけです。
- 貴重品は分散して持つ:財布・スマホ・パスポートを同じカバンに入れない。パスポートはホテル・寮に置いていく
- 混雑した場所ではカバンは前側で抱える:バックパックは前に背負う、または中身を取り出しにくいものを選ぶ
- スマホを無防備に出さない:地図を見るとき・撮影するときは周囲を確認してから
- 深夜の一人歩きを避ける:特に繁華街・人通りの少ない裏通り
- お酒は飲みすぎない:判断力が落ちた状態が一番危ない
- 困ったらためらわず助けを求める:駅員・店員・警察(緊急は999番)
- 海外留学保険に必ず加入する:万が一何か盗まれた時のときの備えとして必須
緊急時の連絡先を事前にスマホに登録しておこう
- 緊急通報(警察・救急・消防):999
- 非緊急の警察相談:101
- 在英国日本国大使館(ロンドン):020-7465-6565
- 在エディンバラ日本国総領事館:0131-225-4777
結局、イギリスは留学先として安全なの?
正直にまとめます。
日本より危険か? → Yes。日本が世界トップクラスに安全なので、どの国に行っても日本より危険度は上がります。
「危険な国」か? → No。世界30位の平和度を持つイギリスは、世界基準で見れば安全な国のひとつです。アメリカ(115位)と比べても大きく安全です。
留学生として安全に生活できるか? → Yes。基本的な対策を講じることでリスクを大幅に減らすことが可能であり、スリや窃盗などのトラブルに巻き込まれないためには貴重品を目の届くところで管理し、所持金を必要最低限にするなどの対策をとることが重要です。
毎年何万人もの日本人留学生がイギリスで安全に勉強し、生活し、帰国しています。「危険だから行かない」ではなく、「正しく備えて、思い切り楽しむ」ことが大切です。
🇬🇧 まとめ:イギリス留学の治安、3行で言うと
- 日本より安全な国はほぼない。でもイギリスは世界30位の安全な国
- 起きやすい犯罪はスリ・置き引きなどの軽犯罪が中心
- 「日本の無防備な習慣」を捨てて行動すれば、十分に安全に生活できる
よくある質問
- 女性一人でも安全ですか?
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昼間の市街地・観光エリアは問題ありません。ただし、深夜の一人歩きや人通りの少ないエリアは女性に限らず避けましょう。語学学校のクラスメートや友人と行動を共にすることで、安心度はぐっと上がります。
- 荷物を盗まれたらどうすればいいですか?
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まず最寄りの警察署(または101番)に届け出て「Crime Reference Number(犯罪参照番号)」をもらいましょう。この番号は保険請求に必要です。海外留学保険に加入していれば、盗難品の補償を受けられる場合があります。
- 加入が必須の保険はありますか?
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法律上の義務はありませんが、語学学校によっては海外留学保険への加入を入学条件としているケースもあります。万が一のトラブルに備えて、渡航前に必ず加入しておくことを強くおすすめします。
- 日本の感覚で財布をポケットに入れていても大丈夫ですか?
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気がついたら盗まれていたと言うリスクがあります。日本では人混みでも財布をズボンのポケットやバッグの外ポケットに入れていても盗まれることは少ないですが、イギリスでは地下鉄や観光地の混雑を狙ったスリが多く発生しています。財布はカバンの奥深くに入れる習慣をつけましょう。
治安の不安を、一緒に解消しましょう
「安全に留学できるか不安」「具体的にどう備えればいいか知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。渡航前の準備から現地でのトラブル対応の知識まで、丁寧にサポートします。





